設計の段階 | 建物の設計と監理業務の役割

図面どおりに建物を完成させる力

設計業務の具体的な流れを知る

条件整理と行政協議

設計業務は条件整理から始まります。
依頼主の要望を聞き取り、敷地の広さや形状、用途地域、建ぺい率や容積率などの法的条件を確認します。
予算や工期も重要な要素です。
これらを整理せずに設計を進めると、後から修正が必要になります。
要望が法規に適合しない場合は、その理由を具体的に説明し、代替案を提示します。
納得できる説明が信頼につながります。
条件整理が終われば、行政との協議に進みます。
都市計画や建築基準法に適合しているかを確認し、必要な許可を得ます。
許可が下りなければ工事に進めません。
設計者は法律を理解し、適切に対応する責任があります。
各段階を丁寧に進めることで、後の工程を円滑にできます。

基本設計と実施設計

設計は基本設計と実施設計に分かれます。
基本設計では建物の方向性を定めます。
間取りや構造形式、設備計画を整理し、依頼主と共有します。
この段階で合意形成を図らなければ、後の修正が増えます。
模型やパースを使い、視覚的に説明する場合もあります。
実施設計では、工事に必要な詳細図を作成します。
平面図、立面図、断面図、詳細図などを具体的に描き込みます。
寸法や材料、施工方法を明示することで、現場が迷わず作業できます。
建物一棟で数百枚に及ぶこともあり、作業量は膨大です。
しかし図面の精度が高ければ、工事の品質も安定します。
設計段階の丁寧さが完成度を左右します。


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